マンガでもっとも重要な要素はキャラクターとストーリーの2つ。
今回はそのうちのキャラクター、中でも最も重要な「主人公」についてご紹介します。
マンガ販促における「主人公」とは誰でしょうか?
その答えは、あなた(企業)ではなく「お客様」。
もっと言えば、
こんなお客様と付き合いたい!こんなお客様のお役に立ちたい!
という『理想のお客様』です。
主人公のイメージを明確にする
『理想のお客様像』が曖昧(あいまい)だと、伝わるものも伝わりにくくなります。
お客様像が、曖昧な場合
性別・・・男女
年齢・・・20歳〜50歳
住んでいる場所・・・関東から関西にかけて
家族構成 ・・・ 人による
ファッション・・・ 人による
性格・・・明るい人も暗い人もいる
何にお金を使っているか・ ・ ・色々
???
まったく人物像がイメージできませんよね^^;
お客様像が、明確な場合
性別・・・男性
年齢・・・小学4年生
住んでいる場所・・・東京都練馬区
家族構成・・・父、母
ファッション・・・長袖、半ズボン、メガネ
性格・・・昼寝が好き、勉強も運動も苦手、臆病だが正義感が強い
何にお金を使っているか・・・ギャグマンガ、乗り物のプラモ
なんとなく、人物像が見えてきませんか?
(あれ? どこかで見たことあるかも?・笑)
主人公を明確にするワーク
性別、年齢、住んでいる場所、普段いくお店、好きなブランド など、など・・・
スタッフみんなで考えてみましょう。
雑誌やネットの切り抜きを貼ったりしてもイメージしやすいですね。
だんだん、知っている誰かの顔が浮かんでくるかもしれません☆
このように、絵にできるまで具体的にお客様をイメージすることで
人物像(考え方や価値観)や生活環境が見えくると、以下のようなメリットがあります。
理想のお客様像を明確にするメリット
社内でイメージが共有できる!(共通認識)
理想のお客様像を社内で共有することで、
打ち合わせでも共通のイメージを持つことができます。
全員で共有することで、会社外でもお客様候補が目につき
スタッフ自ら新たなPR案を見つけてくるかもしれません。
意思決定までの流れが想像しやすくなる!(ニーズの把握)
お客様像が明確になることで、
・どんな悩みを持っているのか?
・どんな欲求があるのか?
・どのタイミングで依頼するのか?
・依頼を躊躇うとすればどんな理由か?
など、ストーリーに重要な意思決定までの顧客心理が見えてきます。
*対象となる人々にアンケートをとることで、よりニーズが具体化します。
また、主人公の視点で思考することで、微妙な気持ちの動きを汲み取り
販促心理につなげることもできます。
アプローチの手段が具体的になる!
行動範囲や、普段目にする媒体などがわかれば、
・ツール = チラシ、DM、パンフレット、WEBコンテンツ など
・媒体 = 展示会、WEB媒体、SNS、ブログ、新聞折込 など
・タイミング =決算、季節行事 など
いつ、どこで、どのように伝えれば、より効率的なのか
アプローチ手段が具体的になります。
広告制作者に指示がしやすい
どう指示していいか分からない、何をお願いしたらいいか分からないという場合
または指示した内容しかアイデアが出てこないという場合
制作会社との打ち合わせ時に、お客様像を伝えることができれば
キャッチコピーやビジュアルデザインなどのアイデアも『自発的に』出てきやすくなります。
逆に「明確なお客様像がない」となると、制作会社も困ってしまい、
広告やデザインもチグハグなものになってしまいます。
ちょっと本題からずれてしまうかもですが、
人は(会社も)毎日多くの『選択』をして生きています。
その選択に影響を及ぼすのが、目的です。
目的に応じて、意識して選択していくことはもちろんですが、
脳は無意識にも選択を繰り返しています。
その無意識の積み重ねをコントロールするためにも
『理想のお客様像』を明確にすることが大切だと考えます。
このように、こんなお客様と付き合いたい!こんなお客様のお役に立ちたい!
という『理想のお客様』が明確になると、メリットは様々ありますので
ぜひ一度、お試しくださいませ☆
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました☆
今回は、『PRマンガの主人公は、あなたの理想のお客様』について
ご紹介させていただきました。
皆さんのご参考になれば嬉しいです^_^
この記事を書いた人
キタデザイン代表 マンガ販促のプロ 北出吉和
プロフィール:
2008年創業/北は北海道から南は沖縄まで日本全国に限らず、海外からも依頼を受ける。キタデザインは「ただマンガを描く」というだけでなく、広告デザインの専門家としても20年以上の実績をもつ「マンガ販促のプロ」がシナリオから作画まで一貫して制作。 独自のヒアリングシートを元に客観的に御社の特徴を把握し、お客さまのお客さま目線でマンガツールに凝縮し、分かりやすく・やわらかく・楽しく・読み手に伝える。