ひとことでチラシを配ると言ってもさまざまな方法があります。
今回はこれまでの経験を踏まえ、ザッと簡単に配布方法ごとの知識を共有できればと思います☆
(2023/4/27 更新版)
ポスティング
配布エリア
広く配布するには大量の枚数と人材が必要になるため、エリアはなるべく絞った方が良いです。
予算がゆるすならば、最初に広く配布し反響の多いエリアがあれば、次回より集中して配布すると効果的です。
配布枚数
チラシの反響率は0.01〜0.3%と言われておりますが、反響率はサービスにより異なります。
印刷のラクスルさんの調べでは全国平均0.75%、つまり1万枚配布して 7〜8件の反響とのことですが、
経験上、上記は大成功の部類です。
生涯顧客価値(お客様が生み出す一生分の利益)×契約数で計算し、どのくらいコストをかけるかにより
配布枚数を決定するのが一般的かと思います。
配布回数
チラシもコミュニケーションツールのひとつですので狭い地域で、少ない枚数で、何度も配布するのが効果的ではないでしょうか。
同じマンションに配布し続けて、反響ゼロだったチラシが、半年目から継続的に効果が出ているケースもあります。
最低でも3回は同じエリアに配布することを念頭に計画を立てることをオススメします。
ポスティング業者選び
ポスティングまで一括に頼めるネット印刷もありますが、ポスティング業社の指定まではできません。
以前に実際にあった話ですが、チラシの一部が捨てられているのをお客様が発見し、トラブルになったことがあります。
もちろん、全てのネット業社が悪いわけではなく、たまたまバイトの子がサボっただけかもしれません。
ご心配な場合は、少し割高になりますが自社の社員が配布しているポスティング会社を選ばれるのもオススメです。
折り込み
ターゲット
新聞をとっている家庭は年々減っており、若い層ではほとんどネットニュースしか見ない傾向にあります。
必然的に、新聞折り込みチラシのターゲットは高齢者層になりますので、年齢に見合ったサービスやデザインにする必要があります。
中年層など、新聞をとってない世代にはタウン誌など無料配布の媒体がオススメです。
折り込み媒体
上記にも記載しておりますが新聞の他に、タウン誌など無料の媒体や、宅配サービスや通販冊子など家庭に直接届くタイプの媒体があります。BtoBの場合は業界誌や商工会議所の郵送物などにもチラシの折り込みが可能です。
サイズ
新聞折り込みチラシのサイズは、B4サイズ(257mm×364mm)が一般的です。
ターゲットが高齢ということもあり、読みやすいものが好まれるようです。一例ですが、A4のチラシを同じデザインで倍の大きさにしたところ、反響が倍になった!というお客様がおられました。
折り込み方法
広告代理店や印刷屋さんに間に入ってもらう、または直接、新聞販売店に持ち込む方法があります。当然、直接持ち込んだ方が手数料はお得になります。
設置
A看板
道ゆく人が持って行きやすいように、店舗や会社の前にA看板を設置し、BOXを取り付けてチラシを入れておきます。
とくに店舗を構えている方には有効な手段です。店舗がわかりにくい脇道などにある場合は、交渉して表通りに設置させてもらっている方もおられました。
ターゲットの通り道
わかりやすい例ですと、郵便局に置いてもらうことができます。他にも例えば病院や公共機関、スーパーなど、自社のターゲットがどこを通るかを把握し、通り道に設置交渉します。
協力会社
美容院とネイルサロン、行政書士と遺品整理など、同じターゲットを持つ異業種の会社や店舗にチラシを設置し、顧客を共有することで、集客の幅も広がります。
送付
封筒
マンガチラシならば、中が見えるように透明の封筒を使用する場合が多いですが、開封率を高めるため業種によって封筒にも工夫が必要です。「重要なお知らせ」「必ず開封して中をご確認ください」など、一言入れておくのも効果的かと思います。
送付先
やみくもに送るよりは、担当者名まで入れて送る方が効果的です。世の中には様々なリストが販売されているようですので、合法的にゲットするのも一つの方法ですし、せっかくお金をかけて送るのですから、本当にそのサービスがマッチする人だけに少しずつ送って丁寧にアフタフォローをすることも大切です。
手渡し
営業先
実はチラシの用途としては一番多いのではないでしょうか。説明の手間が省けますし、新人が持っていってもベテランが持っていっても同じ効果を発揮します。
展示会
ネット広告が主流になっても、その場で足を止めさせる必要がるため、展示会ではまだまだ紙の手渡しが一般的です。
顧客のご近所
リフォーム会社さんなど、ターゲットの周囲にもターゲットがいる場合には、仕事をしていること自体が営業活動になりますので、「私たちがやっていますよ」というチラシを周囲の家に渡すことは効果的ではないでしょうか。
以上、今回はこれまでの経験を踏まえ、簡単に配布方法ごとの知識を共有させていただきました。
この記事が少しでも、みなさんのお役に立てば嬉しいです!
この記事を書いた人
キタデザイン代表 マンガ販促のプロ 北出吉和
プロフィール:
2008年創業/北は北海道から南は沖縄まで日本全国に限らず、海外からも依頼を受ける。キタデザインは「ただマンガを描く」というだけでなく、広告デザインの専門家としても20年以上の実績をもつ「マンガ販促のプロ」がシナリオから作画まで一貫して制作。 独自のヒアリングシートを元に客観的に御社の特徴を把握し、お客さまのお客さま目線でマンガツールに凝縮し、分かりやすく・やわらかく・楽しく・読み手に伝える。